昭和56(1981)年6月1日に建築基準法が改正され、耐震基準が厳しくなりました。それまでの耐震基準を「旧耐震基準」、それ以降の耐震基準を「新耐震基準」と呼びます。旧耐震基準で建てられた建物は災害リスクが大きいです。また、ローン控除の対象外となってしまいます。中古物件を購入される場合は安全の面でも、税金の面でも、新耐震基準で建てられた物件がおすすめです。
建築基準法では「接道義務」といって、建物の敷地は幅員4m以上の道路に2m以上接していなければならないと定められています。接道義務を満たしていない敷地には新築や建て替えが認められていません。こうした物件は建築ができないうえ、周辺の物件と比較すると資産価値も大幅に低くなります。必ず敷地が幅4m以上の道路に接しているかどうかを確認しましょう。
中古物件を購入する場合に特に注意が必要なのが、シロアリ被害や雨漏りなどの不具合です。特に築年数が古い建物は大なり小なりどこか傷んでいることが多いのですが、その度合いをしっかり見極めることが大切です。